恩田第2病院では、地域のニーズに応えるべく新しい精神科医療を目指しております。
平成24年1月から平成26年3月まで、厚生労働省から千葉県を経てモデル事業としてのアウトリーチ推進委託事業を委託され、おんだアウトリーチ(AOT;Assertive Outreach Treatment)を展開してまいりました。重症な「長期入院患者様を地域に移行する」際の支援としてのACTはよく知られています。それに対し、AOTとは新しい支援であり、軽度~中等度の患者様で、頻回な入院を繰り返す方、治療中断の方、未受診の方を対象に、「地域で起きた問題を地域で解決する」ことを目標とします。すなわち、「課題の解決を入院という形に頼らない」点が特徴です。
一方、入院治療が必要な方もいらっしゃいます。新しい精神科医療モデルの入院治療に合わせるべく、平成28年1~3月頃には全ての病床が新棟となる予定です。旧病棟が撤去となり、外構を含め全てが完成するのは平成28年6月となります。
現在、順調に工事が進んでおり、旧第一駐車場があった場所に

 2014/02/16 撮影

 

第1期棟が完成しつつあります。

2014/06/30 撮影

 

第1期棟は新棟の約5分の1となります。
平成26年8月6日には覆いの一部が撤去され、新しい病棟の外壁の色が外からも確認できるようになりました。
なお、現在の外来部門を含むC棟が解体されますので、平成26年10月中旬に旧グラウンドに建設しました仮設棟に外来部門が移転します。さらに、外来仮設の隣に、大規模のデイケア施設ができますので、多くの皆様の御利用をお待ちしております。